このページでは、拙作「シャドウ・ミュージアム」の制作にあたり、本編中で省いた設定や名前に関する覚書を記載しています。
性質上、内容に関するネタバレを多く含みます。本編をプレイされていない方は、できましたら一度遊んでいただけますと幸いです。また、実在の人物・施設・その他事項などとは一切関係ございません。
◇主人公二人に関する設定 (Privatterで公開したものも含みます)
アヴィー Avie
のんきで まえむきな みならいあくま
かなしいかこは ひとり むねにしまって
かぞくを あかるく げんきづける
◆ゲーム中の性能
前衛にいるとき:
HP ★★★★★ MP ★★
攻撃 ★★★★ 防御 ★★★★★
精神 ★★ 素早さ ★★
後衛にいるとき:
HP ★★★ MP ★★★ 攻撃 ★ 防御 ★★★★
精神 ★★★★ 素早さ ★
前衛時は物理に強くなる/後衛時は魔法に強くなる
気絶/毒に強く、眠り/封印に弱い
◆キャラクター設定
名前はAvis(ラテン語) 鳥より
のんきな見習い悪魔 打たれ強いほう
年齢は人間換算で 大学受験生~一浪 くらい
中肉中背、草原地帯出身 複数種族の混血
趣味は 日光浴(昼寝)、てきとうに鼻歌をつくって歌うこと
好物は大きい具がいっぱい入った汁もの
言わずと知れた主人公の一人です。ゲーム中では打たれ強く、前衛・後衛どちらでもしぶとく役割を果たします。生まれ育った故郷を何者かに滅ぼされた時、たまたま居合わせたロイヤ=カデムに師事することになりました。飄々としたいい加減な性格のように見えますが、家族や友人思いで、少々のことでは屈しません。シグラよりは年下ですが、精神的な強さは彼の方が上回っています。なお、肩書が単に「あくま」なのは、彼の一族が複数種の混血だからです。
シグラ Sigra
ちょっとキツいせいかくの みならいあくま
くちがわるく ひねくれものだが
ほんとうは とても さみしがり
◆ゲーム中の性能
前衛にいるとき:
HP ★ MP ★★★
攻撃 ★★★★★ 防御 ★
精神 ★ 素早さ ★★★★★
後衛にいるとき:
HP ★ MP ★★★★★ 攻撃 ★★★ 防御 ★
精神 ★★★★ 素早さ ★★★★★
どちらの場合も物理/魔法に平均的な耐性
眠り/封印に強く、気絶/毒に弱い
◆キャラクター設定
名前は 猫まっ「しぐら」より
口の悪い見習い悪魔 すばやいほう
年齢は人間換算で 思春期まっただなか くらい
ちみっちゃい、軽い、魔界のスラム街・血みどろ谷出身 純血ネコあくま
趣味は はみがき
好物はジャム(くだものならなんでもいい)
主人公の一人です。ゲーム中ではトリッキーな戦い方が得意で、特殊な性能の技を多く使用できます。本人はあまり過去を語りたがりませんが、出身地である「血みどろ谷」が治安の悪い場所であったせいか、その物言いはどことなく荒んだ雰囲気を帯びています。同門のアヴィーにも居丈高な口調で話しますが、本当は今の家族に強い愛着を抱いており、それらが失われることをひどく怖れています。
「ちょっと頼りない年上」と「しっかり者で物言いがきつい年下」の組み合わせが好きなので、こういう主人公ふたりになっています。
◆二人についてのさらに細かい設定(本編にはほとんど関わりません)
アヴィーは青年、シグラは少年のイメージで制作していましたが、
はっきりした性別は決めていません プレイヤーの皆さまのお好きなほうでどうぞ
実年齢はシグラのほうが上、精神年齢はアヴィーのほうが上です
本編中で二人が覚える特技は、一部が対になっています
「サンライト」(アヴィー/単体HP吸収魔法)⇔「ルナライト」(シグラ/単体ダメージ+封印魔法)
「おうえん」(アヴィー/味方一人能力アップ)⇔「ばとう」(シグラ/敵一人能力ダウン)
「レスト」(アヴィー/味方全員の異常を治療)⇔「ダムド」(シグラ/敵一人に毒・封印・眠り)
「せいれいのうた」(アヴィー/全体回復魔法)⇔「まかいのしらべ」(シグラ/全体攻撃魔法)
シグラはストリートチルドレン的な生い立ちです 具体的に過去を設定すると悲惨なことになるので、なにがあったかはプレイヤーのご想像におまかせします
アヴィーもアヴィーで過去にいろいろあったので、自分の生き死にに対して無頓着なところがあります 世間との縁がなくなったら、糸が切れた凧のようにふらっと姿を消してしまいそうなイメージです
二人の初期装備が売れないのは詰み防止もあるのですが、
「こいつらが身売りなんてしたらお師匠さまが心配してしまう…」と
作者がよけいな心配をしたからというのもあります
お師匠と弟子二人は基本的に自給自足で暮らしています
家の裏手に作った畑を耕したり、狩りをしたり、たまに街で調合した薬を売ったりして生計を立てているようです
アヴィーは洗濯物を取り込んだら満足してたたまないタイプ
シグラはカリカリしながら人のぶんまでたたむタイプです
アヴィーとシグラが一番激しく喧嘩したのは、二人が共同生活することになった時にお師匠さまが用意した二段ベッドの上をどちらが使うかについてでした
↓
大喧嘩の末におうちの一部が壊れてお師匠さまが本気で怒ったので、ベッド上段は半分ずつ分けてそれぞれの荷物置き場になったそうです
お師匠さまは二人が悪さをしてもめったに手を出さないものの、こんこんと諭してくるので叱られる側はとてもしんどいようです
アヴィーがシグラの暴言に怒らないのは、慣れもあるし本編中それどころではないからです
なんだかんだシグラはアヴィーに本気で怒られると真面目にへこむようです
アヴィーが本編でダウナーな顔グラなのは、あれで本人的にとてつもなく緊張しているからです
シグラ本編中の会話「あんなの たのしくもなんともないよ」
→本人的に思い出したくない内容にふれたらしいですが、詳細はわかりません
本編の会話でいちばん気を使ったのは、二人の距離感が近すぎずギスギスしすぎず
ちょうどいい距離感になるようにしたことでした
(ベタベタしすぎるとBLになりかねないかと思ったため)
※あくまで自分で書く際に気をつけただけであって、そういう観点は否定しません
主人公二人のうちシグラの名前はかなり初期から決まっていましたが、アヴィーについてはなかなかしっくり来るネーミングがなく、現在の名前になったのもかなり後になってからでした
主人公二人のイメージについては、作者が好きな特撮作品のキャラクターに大きく影響を受けています 具体名は伏せますがわかる方はすぐわかるかと思います……
シグラのキャラクター設定を作るにあたっては、魔術書「レメゲトン」に登場するソロモン72柱の悪魔オセを参考にしています(狂気をもたらす能力、豹の姿など)
アヴィーについては具体的なイメージ元はありません